サンプル~壊れた教室~

 ・・・・・・・。

 ・・・・・・・・・・。

 あ~、も~、いい!自分から聞いたく

せにぃ~!!

 もう何だか悲しくなって、勝手に拗ね

てしまう。

 神威君はそんな私に気付かず、棒付き

アメを舐めながら考えるそぶりをしてい

た。

「神威君?」

 あまりに反応してくれなくて、寂しさ

と心配がつのってくる。

 私の不安な表情に気付いたのか、神威

君は安心させようとニコリと笑った。

 でもその笑顔がなぜか作り物にしか見

えなくて・・・・・。

「ああ、何でもない。で、上手くいきそ

うにないってどうして?」

 神威君は舐めることに飽きたのか、バ

リバリとアメをかみ始めた。