サンプル~壊れた教室~

 責任重大だなぁ、と思いながらも、何

故かその作戦が上手くいくのか分からな

くて、こっそりと抜けてしまう。

 なんか・・・・。

 亜梨朱を信じてないわけじゃないけれ

ど、なんかうまくいくような気がしない。

 サンプル達は足が遅いわけじゃない。

 だから追いつかれてしまうかもしれな

いとか、そういうのじゃなくって。

「止めよう。今はこんなこと言ってられ

ない」

 自分に言い聞かせるようにつぶやいた。

「なーにをやめるって?」

 ひょこっといきなり私の前に現れた。

 その人物は・・・神威君。

「ひゃあっ!・・・い、いきなり現れな

いでよ!」