2日目がたった。

 3日目になると、疲れがたまってくる。

 何とか重い足を上げ、みんなで集まる。

「ねぇ、ちょっといい?」

 口を開いて沈黙を破ったのは、意外に

も亜梨朱だった。

「ん?何?」

 みんな疲れ切った顔を向けるが、亜梨

朱は怯えることもなかった。

「3日目でしょ。さすがに体力に限界が

あると思うんだ。あと今日を入れて5日

なんて到底無理。だから作戦を立てたい

の」

 そう言って見せたのはB4ぐらいの紙

に丁寧に書かれた作戦。

 その作戦をざっと教えると。