「だ、だけど……」
私の手を振り払おうとした彼が再びよろけた。
「以蔵さん、危ない」
私は慌てて以蔵さんに抱きつくと背伸びをし、彼の額に手を当てた。
嘘でしょ、どうしよう。
凄い熱。
「以蔵さん、部屋に上がって!」
「やめろ、離せ……」
「ダメ!」
私は以蔵さんを引きずって部屋へあげると、無理矢理着物を掴んで床へ座らせた。
「布団持ってくるからね、待ってて」
そう言って彼の顔を覗き込むと、やはりびっしりと額に汗が浮いていた。
部屋を見回すと、折り畳まれた布団らしき物が隅に見える。
私は急いでそれを運び、以蔵さんの傍に広げた。
「はい、ここに寝て」
「余計な事をするな」
「いいから」
少し乱暴に布団へ追いやると、眉間にシワを寄せて荒い息を繰り返しながら彼は力なく横たわった。
私は以蔵さんの刀に手を伸ばしながらそんな彼を見つめた。
「刀、腰から全部抜くね」
瞬間、以蔵さんは私の身体を抱えるようにして布団の上へ組敷くと上から睨み付けた。
「刀を盗んだら……斬る」
ゾクッとする程冷たい眼差しに負けちゃダメだと思いながら、私は言葉を返した。
私の手を振り払おうとした彼が再びよろけた。
「以蔵さん、危ない」
私は慌てて以蔵さんに抱きつくと背伸びをし、彼の額に手を当てた。
嘘でしょ、どうしよう。
凄い熱。
「以蔵さん、部屋に上がって!」
「やめろ、離せ……」
「ダメ!」
私は以蔵さんを引きずって部屋へあげると、無理矢理着物を掴んで床へ座らせた。
「布団持ってくるからね、待ってて」
そう言って彼の顔を覗き込むと、やはりびっしりと額に汗が浮いていた。
部屋を見回すと、折り畳まれた布団らしき物が隅に見える。
私は急いでそれを運び、以蔵さんの傍に広げた。
「はい、ここに寝て」
「余計な事をするな」
「いいから」
少し乱暴に布団へ追いやると、眉間にシワを寄せて荒い息を繰り返しながら彼は力なく横たわった。
私は以蔵さんの刀に手を伸ばしながらそんな彼を見つめた。
「刀、腰から全部抜くね」
瞬間、以蔵さんは私の身体を抱えるようにして布団の上へ組敷くと上から睨み付けた。
「刀を盗んだら……斬る」
ゾクッとする程冷たい眼差しに負けちゃダメだと思いながら、私は言葉を返した。


