あれから、慌てて家に帰り、無事11時丁度に璃玖の家に行くことができた。


急いで帰って息が乱れていたあたしに、璃玖が



「なんでそんなに息きれてんだよ」



と笑っていってきたが、あえて答えは濁しておいた。


恥ずかしさもあったし…


それに何故か言わない方がいい気がしたから。






そして今はずーっと見たかったDVD鑑賞。


…なんだけど。


さっきから買い物の帰りにあった男の子の事が頭から離れない。