「よしっ。俺らも帰ろーぜ」



「そだね」



陽菜達に続き、あたしたちも門へと向かった。









無言の帰り道。



「…文化祭、楽しかったか?」



璃玖が突然口を開いた。



「うん、楽しかったよ。…お化け屋敷は怖かったけど」



つい意地悪したくてそう言ったんだけど…



「それはごめんって言っただろ?悪かったよ」



あまりに真面目に誤ってくるから



「冗談だよ!間に受けないで」



って言っておいた。



最初はお互い久しぶりすぎて何を話したらいいのか分からなかったけど、一回話し始めると話題がたくさん出てくるもので…。


結局家に着くまで話が途切れることはなかった。