羽なき黒蝶

「高杉」

「月那・・・・」

「首、取れなかった。ごめんね」

そう言うと同時に、私は

彼の腕の中に包まれた。

「もう、いいから」

私は何も言えなかったけど、

その代わりに涙があふれた。