羽なき黒蝶

「・・・・そうか」

ごめんなさい、高杉。

吉田松陰を追いつめた張本人が

目の前にいるのに、首は

取れなさそう・・・・。

「さよなら」

私は窓の方を向いている井伊直助を

横目で見て、部屋を出た。