「ま、まさか!全然だよ!!」 「そうなの? でもバド誉められて嬉しかったな~、 弓道部辞めてバド部に入ろっかな~」 そっか…沙紀ちゃん先生のこと好きなんだ……。 ………罪悪感が………込み上げてくる。 そうだ。 先生は、普通に恋人を作って、 愛し合って結婚できたのに。 私があのとき先生の手を取ることがなかったら、 結婚なんてありえなかったのに。 先生を純粋に好きって気持ちが、 私にはないから。