「高野くんが好きです!つ、付き合ってください!!」


一目散にその場を駆け出す。


だって、告白されているのは、


わたしの彼氏だったんだもん。



〈ごめん、先に帰るね!〉



蓮くん、わたしの彼氏にメールを送る。


蓮くんは付き合っちゃうのかな?


平々凡々なわたしには


学校の人気者、蓮くんなんて


はじめから似合わなかったんだ。