「…………」 い、射殺されそう…… 「あ、あの…た、滝川くん」 この場でタッキーって言うほど、私はバカじゃない! でも、私が「滝川くん」って言ったら、ものすごい寂しそうな顔をした。 「あ、あのね。昨日のことなんだけど…私、滝川くんのこと…」 言い終わる途中でタッキーは立ち上がった。 「…お前の言いたいことなんとなく分かったわ。やっぱ応えなくていい」 そう言い、早足で扉に向かっていく。 私は何も言ってないのに、いきなり応えるなとか、ふざけないで!