「これから……先のこと」

陽は緊張してきた。
ここから先は個人の道になっていく。

だが、その話が出てきたことにビックリもしていた。

「そう。陰と陽はどこに入るか決まってる?」

殺がきくと陰と陽は頷いた。

「僕は情報収集班だよ」
「私は情報収集班」

2人同時に同じ答えを言ったことに驚き、お互い顔を見合わせていた。

「あっ、丁度いいね!」

蝶が おー と口をまん丸にしながら言った。
「丁度いい?」

陽は蝶の言っていることがよくわからない。

「僕と楓は通信伝達班で、」

薬は殺を見ると殺は口を開いた。

「私と蝶は暗殺処理班に入るつもりなの。」

言い終わると陰と陽は蝶の言っていたことが何か分かった。
丁度2人ずつ違う班に入ると言うことは1つの実行班が作れる。

「私たちで実行班を作らない?」

殺の提案を聞いて陰は2つ返事した。
そのことに、驚く陰以外。

「陰が即答するとは思わなかった!僕もいいよー!」

ニッコリの笑顔で陽も頷いた。

それを聞いた殺、蝶、楓、薬は よかった と安心する。

「それじゃあ、実行班で活動できるように頑張らないとね。」

「「「「「おー!」」」」

陰たちは拳を合わせた。

そして次の日、それぞれの班に所属した。