それから6日たった今日は卒業式前日。

卒業式で歌なんてものはなく、卒業生、在校生、学校長の言葉やあいさつがあるくらいだ。

卒業生の前日はこれから始まる任務で役立つというかなんといえばいいのか分からないが大事なことがまっている。

「今日は卒業式の前に大事なことがあります。」

レイリは卒業生の前にたち話始める。
話をしなくとも卒業生たちはもう何をするかわかっていた。

「これからは情報収集班、暗殺処理班、通信伝達班…この3つのどれかに入りますがどこも命に関わります。」

情報収集班は情報収集のため敵地に乗り込んだときなど
暗殺処理班は暗殺などをしているときなどすべてが
通信伝達班は少ないが実行班のときの仕事だと1番狙われる

このように命の危険に大小はあるが危険にかわりはない。

「自分の身を守るためには武器は少なからずいります。今日は1人1人全員に武器と契約してもらいます。」

契約武器との契約は条件があっていれば契約できるものだ。

その条件にあった武器を呼んでくれる魔法陣がある。

校舎とは違う場所にあり、立ち入り禁止なので行くのは皆初めてだ。

「契約武器かー。どんなのが来るだろう。」

陽はワクワクしながら、レイリについていく。

魔法陣がある場所にいくのは6~8人まで。

陰たちは年の差もあるので最後に行くことになった。

「陰と陽が契約する武器は正反対かもしれませんよ。」

楓は陰の隣を歩きながら陰と陽に向けて笑う。

7年生になってから、先輩たちとも仲良くできるはずもなく、6人仲良く集まっていたので楓と薬とはすっかり友達だ。