「今日は契約武器については勉強します。」
7年生の担当教師はあの3人だった。
レイリは講義、蜘蔬は実技を担当し、水無月は卒業後の説明と別れている。
「契約武器。みなさんは3年生のときに習ったと思いますが、すこし復習です。」
レイリが言うとチョークが浮かび黒板に書き始めた。
契約武器とは杖、剣、銃など契約をかわす武器全ての総称。
そして、契約武器は自我をもち、気に入った人や条件をクリアした人などと契約をかわし従う。
「また、下級、中級、上級、最上級、神級となっています。勿論、級が上がるにつれて契約するのは難しいですよ。」
そこで、レイリは教卓に置いてある紙の束をトンと叩くと紙の束は浮かび生徒の机に1枚ずつ置いていく。
「しかし、契約武器は先程言ったほかに
闇属性であり、悪魔などが封印されたいわゆる魔剣(など)を 魔級 というのがあります。」
魔級は主に犯罪者たちが使う人が多い。
つまり、闇属性の魔法を得意とする人、心が悪の人がよく使うわけだ。
「ここからが本題です。
みなさんは聞いたことがあるかもしれませんが
契約武器には神級より上の級が2つ存在します。
1つが禁級といいます。」
禁級は神級より中々契約できず、危険が多い。
契約しようとして数えきれない人々が死亡している恐ろしい契約武器だ。
「禁級の契約武器は武器側から契約を持ちかけることが多いので無理に契約しようとしないようにしてくださいね。」
陰や陽は紙を見てからレイリの方をむく。
「もう1つが禁魔級です。
これは魔級の上であり、神級よりも上です。
そして禁級よりも恐ろしいですので要注意です。」
レイリの声も先程とは比べ物にならないくらい低い声で言う。
生徒たちも息をのむ。


