「おっ!見えたみたいだねー!じゃあ、お互いを見てみて!」
蝶がそう言って、陰と陽の肩に手をおく。
「あっ黄色」
「………赤色」
それは、陰と陽の髪、封印が解けたときの瞳の色と全く同じ色だった。
「だから、わかったんだー。二人が力を持ってること!」
蝶はニカッと笑みを浮かべる。
「あと、オーラは押さえておいたほうがいいよ。グリムズはたくさんいるから。」
殺が言った瞬間、殺と蝶のオーラは消えた。
陰と陽が意識に集中していたときにオーラを出していたのだろう。
「うん。」
二人も気配を消すように集中した。
すると、二人のオーラも消えた。
「あっそろそろ行こーよ!遅くなったら怒られるしー」
蝶は思って歩き出した。それについて行く殺。
陰と陽も歩き出した。
「一発で破られたね…お父様にもお母様にも気づかれなかったのに。」
「…うん。…でも…同じだったからじゃないかな。」
「かもねー」
その後、教師から学校や自己紹介、学校の説明を聞き解散となった。


