「!!!!…なぜそれを…」

これには驚き陰も声を上げた。

「分かるんだ、私には。」

殺が一歩下がった。その隣にはいつのまにか蝶がいた。

「私と殺も同じような感じだからねー」

蝶はニコニコしながら言う。

このとき陰と陽は思った。
             . . .
この二人は自分たちと似たなにかを持っていることを。

「でも、僕たちはなにも感じないけど。」
「…うん。…」

殺と蝶もなにかを持っているのなら気づく。
だがなにも感じない。

「んー…意識するとだんだんと感じるとおもうよー!」

蝶が言うになにかを見ようと意識すると感じるらしい。

「意識する……ッ!!!!」
「どうしたの?」

陰は陽が意識する前と後の表情が大いに変わったことに心配した。

「見たら分かるよ。」

殺が無表情のまま陰を見る。

「……なっ!!!!」

陰も意識に集中していくと、

殺の回りには黒のような紫のような色のオーラが、
蝶の回りには白色のオーラがあった。