それを見て先輩はフッと笑みを浮かべた。


「明日で俺たちも最後だな」


「……そうですね」


「昨日プレゼントあげた彼に告白されたんだって?」


!?


「えっ!?どうしてそれを?」


「今日、キミの教室に行った時にたぶんキミの友達が懇切丁寧に教えてくれた」


それはたぶん依ちゃんだ。


依ちゃん、なんてことを!!!


「いいじゃん。俺なんかより。そいつ見たけど、イケメンだったし、二人で仲良さそうにイチャついてたじゃん」


い、イチャついてた!?



「イチャついてたって!そんなこと全然ないです!せ、先輩見てたんですか?」


「視界に入ってきたんだよ」