「…は?マジで言ってんの」


「そ、大マジです」


達郎がいつになく真剣な表情で私を見てくる。


これは相当びっくりしているに違いない。


「例の先輩ってアイツだろ?三浦とかって言う……卒業までの5日間ってお前それ完全に遊ばれて捨てられるだけだろ?」


「うっ、また依ちゃんと同じことを…先輩はそんなことしないもん!」


「いや、男の考えることなんてそんなもんだ。お前がここまでバカだとは思わなかった」


「そんなことないし!それに5日間あれば私のこと好きにさせることだってできるはずだし!」