「すみません……つい、感情的になってしまって……」
自分の席に戻り、ゆっくりと腰を下ろすアルフォンスは落ち着きを取り戻したようだ。
「良いのです。私を心配してくださったのですね。ありがとうございます、殿下」
微笑みながらも、自身の気持ちも落ち着けようとする。
予想外の想いに体ばかりか心まで震えていた。左手で右手を握り、静かに呼吸を整える。
「レゼッタ様、申し訳ありません。このようなお話、気分を害されたでしょう」
「いえ……」
明るかった笑顔はなりを潜め、カタカタと震えるレゼッタ姫。
「姫には詳細を伝えてあります。心配はご無用です、姉上」
「え?」
更に意外なことを聞かされ、セリスは笑みを失う。
「今日はリュードとの婚約を破棄されるよう進言するつもりだと、伝えました」
レゼッタ姫に視線を送ると、彼女は下を向いたまま、まだ震えていた。
「そして……真実を伝えるつもりだと」
レゼッタ姫が顔を上げ、アルフォンスを縋るような瞳で見つめた。
「おやめ下さい、殿下……」
アルフォンスの腕を掴みそう懇願するが、彼は静かに首を横に振った。
姫をこのような顔色にさせる“真実”とは一体なんなのか。
セリスはギュッと手を握り締めて、アルフォンスの言葉を待った。
自分の席に戻り、ゆっくりと腰を下ろすアルフォンスは落ち着きを取り戻したようだ。
「良いのです。私を心配してくださったのですね。ありがとうございます、殿下」
微笑みながらも、自身の気持ちも落ち着けようとする。
予想外の想いに体ばかりか心まで震えていた。左手で右手を握り、静かに呼吸を整える。
「レゼッタ様、申し訳ありません。このようなお話、気分を害されたでしょう」
「いえ……」
明るかった笑顔はなりを潜め、カタカタと震えるレゼッタ姫。
「姫には詳細を伝えてあります。心配はご無用です、姉上」
「え?」
更に意外なことを聞かされ、セリスは笑みを失う。
「今日はリュードとの婚約を破棄されるよう進言するつもりだと、伝えました」
レゼッタ姫に視線を送ると、彼女は下を向いたまま、まだ震えていた。
「そして……真実を伝えるつもりだと」
レゼッタ姫が顔を上げ、アルフォンスを縋るような瞳で見つめた。
「おやめ下さい、殿下……」
アルフォンスの腕を掴みそう懇願するが、彼は静かに首を横に振った。
姫をこのような顔色にさせる“真実”とは一体なんなのか。
セリスはギュッと手を握り締めて、アルフォンスの言葉を待った。


