ますます野暮ったく見えたのは、このメガネのせいだったんだね……。 私はメガネを外そうとした時、不意に両手を包まれる感覚がした。 「え〜っ!メガネ取っちゃうの?可愛いのに!」 私の背後から、不意に声がしたかと思うと、 両手を持たれたまま、背中から抱き付かれた。 「だめだよ〜。せっかく君に会えたのに、メガネを外しちゃ」 そう言って、私の首筋に唇を充てる。 チュッ……。