驚きながら私を見る紗羅に、私は苦笑いを浮かべた。 『……明日、琉衣ちゃんが来たら、謝りに行くわよ?』 『え?』 『え? じゃない! 南、あんたがしたことは最低なことよ。 でも、 あの子よ? 琉衣ちゃんが、許さないわけないじゃない』 だから、謝りに行こう。 そういった紗羅に、手紙を握りしめながら頷いたのだった。