「八木は今日は無理だって電話があったぞ。」 「えー、そっかあ。残念だな。」 八木君は2年前に大阪の支社に異動したお調子者の同期だ。 本社にいた頃は、大体八木君が同期会の音頭をとってくれていた。 「あ、雅也からだ。」 スマホの画面を見ながら優子が席を立った。 そうなると必然的に柏木さんと二人きりだ。