「いつ籍入れるんだ?」 自分のことのように嬉しそうにビール片手にちょっぴり乗り出しながら柏木さんが聞く。 「来年の2月。式も2月に挙げようと思ってるんだ。」 「へえ。いやあ、ほんとにめでたいな。」 ほんとにほんとにめでたい。 二人は付き合いも長いし、もうそろそろではと同期の間でも話していたけど、いざ本当にそうなるとこんなにも嬉しいものなんだな。 「ありがとう。 でさ、二人に頼みたいことがあるんだよね。」