直希:『倉橋、友人は選んだ方がイイ。自分のレベルを下げるんじゃ意味がないだろ?』
涼太:『何なんですか、いきなり』
直希:『倉橋の為を思えば 俺の方が…』
紗織:『私の為って…なんですか?何も知らないのに そういう事言うの止めて下さい!…失礼します』

知らないうちに涙が流れていた。矢嶋は淋しそうな顔をして倉橋を見詰める。倉橋は佐久間の腕を掴むと、逃げるようにその場を後にした。