真剣な牧田に魚住は可笑しくてたまらなかった。

魚住:「そこまで(笑)?」
牧田:「早く行きましょ!」

牧田が背後でガッツポーズをしている事など知らず、2人は社外へ。真冬のオフィス街、冷たい風にイルミネーションが眩く光る。何気なく牧田を見上げた時、ふと思った。並んで歩くのはいつもの事なのに、牧田の背がこんなにも高かったなんて…。何だか不思議な気持ちになった。