紗織:『ココに来れば、いつでも涼太に会えるから』
涼太:『 … 』
紗織:『でもね、いつも涼太の隣には綺麗な女優さんがいるの。テレビでも雑誌でも…。私は綺麗じゃないし、女優でもない…。だから、いつか涼太は自分と同じ世界の人の所へ行っちゃうんだろうなって…思って…』
涼太:『…紗織』
紗織:『嫌われたくなくて…「淋しい」とか…言えなかった…。言ったら涼太がいなくなっちゃうから…だから…だから…』

涙が溢れて、それ以上 言葉にならなかった。もっと伝えたい事はある筈なのに…。