「「あ、雪。」」


ふわふわ白い雪が月明かりに照らされて降り注ぐ。


たとえ、

本当の柴崎が冷たくても、

怖くても、

笑顔が少なくてもいいんだよ。


どこが好き?って聞かれたら答えられないけど、

理由なんてわかんないくらいに

柴崎を、柴崎が必要なんだ。


「穂花。」

「…ん?」

チュッ。


「メリークリスマス。

愛しの穂花。」


「メリークリスマス。

愛しのサンタさん。」






End