「柴崎はサンタさんなんでしょ?」

「…あぁ。」

「…そっか

だから柴崎は茶髪のパーマだったんだね。」

「…っ、いや、だって、お前のタイプがそうだっつうから。

俺すげぇお前のこと好きなんだよ。」

そういって強く抱きしめてくる柴崎。



「ふふふっ。
そっか。

じゃあね、あのねサンタさんにだけに話してあげるよ。」

とニヤリと笑って私は話し始めた。


「高校2年になってめっちゃしつこい奴が現れて、

うざくて関んなって思ってた
私サンタさんが好きだったし。

だけど、いつしかこいつとサンタさんが同じ人だったらなって思ってた…

ヘラヘラ胡散臭い笑顔浮かべて、