だからって、誰にでも罪科を下す訳じゃない。
誰かを裏切ったり犠牲にしてまでホストにのめり込む、バカ女がターゲットだ。
例えば、ライバルの客を陥れてたり…
例えば、子供を放置して遊んでたり…
例を挙げればキリがないけど。
そんな奴らは色恋営業で惚れさせて、散々金を巻き上げて…
使えなくなったら冷酷に切り捨てる。
そのバカ女な部分を理由に、"嫌いになって当然だろ?"って。
自業自得なんだよ。
もっとも、そんな女は受けた悲しみしか映らなくて…
与えた悲しみなんか、理解も出来ないだろうけど。
その時、視界の端に…
枝の1人が煙草を灰皿に押し潰してる姿が映り込む。
最初に気付いた俺はそれを替えようと。
右隣の枝との会話に相槌を打ちながら、新しい灰皿に手を伸ばす。
その直後。
スッと、使用済の灰皿がこっちに寄せられた。
それは、ほんの少しの移動だったけど…
俺が無理なく交換出来る位置まで動かされてて。
その動作をしたのは、左隣の枝…
ユイカと呼ばれてた、誕生日の女だった。
誰かを裏切ったり犠牲にしてまでホストにのめり込む、バカ女がターゲットだ。
例えば、ライバルの客を陥れてたり…
例えば、子供を放置して遊んでたり…
例を挙げればキリがないけど。
そんな奴らは色恋営業で惚れさせて、散々金を巻き上げて…
使えなくなったら冷酷に切り捨てる。
そのバカ女な部分を理由に、"嫌いになって当然だろ?"って。
自業自得なんだよ。
もっとも、そんな女は受けた悲しみしか映らなくて…
与えた悲しみなんか、理解も出来ないだろうけど。
その時、視界の端に…
枝の1人が煙草を灰皿に押し潰してる姿が映り込む。
最初に気付いた俺はそれを替えようと。
右隣の枝との会話に相槌を打ちながら、新しい灰皿に手を伸ばす。
その直後。
スッと、使用済の灰皿がこっちに寄せられた。
それは、ほんの少しの移動だったけど…
俺が無理なく交換出来る位置まで動かされてて。
その動作をしたのは、左隣の枝…
ユイカと呼ばれてた、誕生日の女だった。



