恋愛図書館

その時、結歌の父親が帰って来た!


張り詰めた気持ちで、この客室への誘導を待ってると…

激しい足音を響かせて、勢いよく現れた。



「貴様ァ!
よくもノコノコと来れたもんだなっ!

貴様のようなクズ人間と話す事はない!
さっさと帰れっ!!」


すぐさま、土下座のように謝罪を示した。

「お怒りはごもっともです!
あの時は本当に申し訳ありませんでした!
そして今回も突然の訪問、大変失礼しました!

深く、深く反省しています…
どうか!お詫びの限りを尽くさせて下さいっ」


「詫びなどいらん!視界に入るのも不愉快だ!
さっさと消えろっ!」


「お目障りでしょうが、このまま帰れません!
身勝手なのは承知の上で、どうかご無礼をお許し下さい!」



ひたすらの拒絶に、
ひたすらの謝罪を繰り返す…


だけど。



「いい加減にしろっ!!
帰らないなら警察を呼ぶぞっ!」


「っ…!
納得出来ませんっ!
そこまでお怒りの理由を教えて下さい!」