「……嫌です。
一緒に縁側で並んでるのは、遥人さんじゃないと嫌ですっ」
「縁側?」
当たり前だが、話について来れていない遥人が、訊き返してくる。
那智は遥人の腕にしがみつく。
「なんで家とか片付けてるんですかっ。
このまま此処で梨花さんと結婚して暮らせばいいじゃないですかっ」
「お前はそれでいいのか?」
那智は間近に遥人を見上げて言った。
「死なれるよりマシです」
と。
わかっていた。
遥人は誰かを殺したあとで、警察に捕まるつもりなどないことを。
那智は遥人を抱きしめた。
「誰と居てもいいです。
死なないでくださいっ」
しばらくして、ポンポン、と背中を叩いた遥人が言う。
「そうか?
俺はお前とじゃないと嫌だが」
「専務……」
「さっきは、遥人って言ったろ?」
そう囁いて笑う遥人の顔は初めて会った頃とはまるで違っていて、泣くまいと思っていたのに、泣いてしまう。
一緒に縁側で並んでるのは、遥人さんじゃないと嫌ですっ」
「縁側?」
当たり前だが、話について来れていない遥人が、訊き返してくる。
那智は遥人の腕にしがみつく。
「なんで家とか片付けてるんですかっ。
このまま此処で梨花さんと結婚して暮らせばいいじゃないですかっ」
「お前はそれでいいのか?」
那智は間近に遥人を見上げて言った。
「死なれるよりマシです」
と。
わかっていた。
遥人は誰かを殺したあとで、警察に捕まるつもりなどないことを。
那智は遥人を抱きしめた。
「誰と居てもいいです。
死なないでくださいっ」
しばらくして、ポンポン、と背中を叩いた遥人が言う。
「そうか?
俺はお前とじゃないと嫌だが」
「専務……」
「さっきは、遥人って言ったろ?」
そう囁いて笑う遥人の顔は初めて会った頃とはまるで違っていて、泣くまいと思っていたのに、泣いてしまう。



