「俺の子をだよ」
と遥人は言った。
「いやいやいや。
貴方、私になにもしてませんよね?」
そう確認するように問う。
寝ている間だって、そんな妊娠するようなことをされれば、さすがに目を覚ますと思うのだが。
「そうなんだが。
お前が俺の人生の中で、一番俺の近くに居る気がするから。
お前が俺の子供を妊娠しないのが不思議な感じだ」
と言ってくる。
「それを言うなら、私もですよ」
触れ合わなくとも、気持ちの強さだけで、身ごもれるものなら、きっと、とっくに遥人の子供を身ごもっている。
そっと遥人の手が那智の手に触れた。
かなり迷ったあとで、握りしめてくる。
遥人を見つめた。
だが、
「やっぱり、別々に寝よう」
と遥人は言った。
少し寂しくそれを聞きながら、那智はちょっとだけ笑ってみせた。
恐らく、遥人はそう言うだろうと思っていたからだ。
そして、そう言ってくれるのなら、彼は少しは自分のことを想ってくれているのだろうと思っていたから。
と遥人は言った。
「いやいやいや。
貴方、私になにもしてませんよね?」
そう確認するように問う。
寝ている間だって、そんな妊娠するようなことをされれば、さすがに目を覚ますと思うのだが。
「そうなんだが。
お前が俺の人生の中で、一番俺の近くに居る気がするから。
お前が俺の子供を妊娠しないのが不思議な感じだ」
と言ってくる。
「それを言うなら、私もですよ」
触れ合わなくとも、気持ちの強さだけで、身ごもれるものなら、きっと、とっくに遥人の子供を身ごもっている。
そっと遥人の手が那智の手に触れた。
かなり迷ったあとで、握りしめてくる。
遥人を見つめた。
だが、
「やっぱり、別々に寝よう」
と遥人は言った。
少し寂しくそれを聞きながら、那智はちょっとだけ笑ってみせた。
恐らく、遥人はそう言うだろうと思っていたからだ。
そして、そう言ってくれるのなら、彼は少しは自分のことを想ってくれているのだろうと思っていたから。



