想いを残した距離に

「望ったらぁ〜ほら、あの月影だってすごくかっこいいじゃなーい!」


「月影が?ないないない。あんなガリ勉眼鏡野郎なんてかっこいいっていう人いるの?」


ガリ勉眼鏡野郎って…月影くんは望のこと好きなのに…


「朝、女子に捕まってたでしょーが」


「ああ、あれのこと?てっきり東道のおまけかと思った」
    

おまけって…月影くんもカッコイイと思うんだけど…。


「もうー。渚を見習いなよ〜あんな純粋な恋心を持ってるんだからさー」


「純粋な恋心!?」
   

マットを持って引きずりながら用意していた私は私はそのマットを落とした。


「何よー。渚は東道一筋でしょ?鈍感とか言ってるわりにはちゃんと恋してるじゃない」


「なんで知ってるの!?」


いやいやいや。私、月影くん以外誰にも言ってないよね!?もしかして…
チクられたとか…?


「わかるよー。渚なんてすぐ顔に出るもん」


「あ、へぇ…そうなんだ…」


ごめんなさい。誰のせいでもありませんでした!でも気をつけないと…幸くんにバレちゃうよね…


「大丈夫。私も内緒にするから、ね」