想いを残した距離に

浴衣買ってよかったぁ…ふたりと並ぶのはちょっと抵抗があるけど…着ないよりはマシだよね…


「ほんとだ…望すっごく可愛い…」


「た、たまにはこういうのも悪くない…」


望は顔を少し赤くしながらそう言った。


「渚もいいじゃん。その赤色綺麗だね」


「ありがとう!」


私達女子は浴衣や髪型の話で盛り上がる。


「おーい。そろそろなんか買ったりしよーぜ」


そう言ったのはもちろん大河だった。
このグループではリーダー的存在だからね。


「賛成だ」


続けて言ったのは月影くんだった。
私達は3人仲良く頷いた。
歩く順番を変えて前に結、大河。
その後ろに望と月影くん。
そしてその後ろが私と東道くんと
2列で歩くことになった。

周りの迷惑になったら嫌だしね。


「赤色にしたんだ」


隣で東道くんが可愛い笑顔で言ってくれた。


「う、うん…駄目かな?」