想いを残した距離に

『ごめんね。私…には答えが出せない…』


私は頑張ってそう書いて手を震わせながら東道くんに渡した。


『ありがとう』


その文字を見たとき、私は泣きそうだった。東道くんは先輩のもとへ行ってしまうのかもという恐怖に怯えたからだ。


そしてその日の放課後。
手紙を持ち帰るのを手伝っている途中、
東道くんは1週間お試しで清水先輩と付きあうことになったということを知った。