昼食時間、望と結は近くの机をくっつけて私の机にお弁当箱を広げる。
すると、東道くんが財布を手に持ち教室から出て行こうとするのが見えた。
「あれ?東道また購買?」
結はお箸においしそうな卵焼きを挟みながら東道くんに尋ねた。
「まあな」
「でも最近までお弁当じゃなかったっけ?」
「ん?…最近まで姉貴が作ってたんだけどしばらく出張で作れないんだと」
「大変ね。渚に作ってもらったら?」
「なんで?」
「毎日、弟と自分の作ってるんだから」
ちょ、ちょ…何言ってるの!?
「そのうち食べさせろよ」
「う、うん?」
「楽しみにしてる。佐久間、月影、購買行こうぜ!」
「おい、待てって」
楽しみにしてる…か…。
私が見た東道くんの背中は一番切なく見えてしまってこんな感情無くなればいいと思った。
すると、東道くんが財布を手に持ち教室から出て行こうとするのが見えた。
「あれ?東道また購買?」
結はお箸においしそうな卵焼きを挟みながら東道くんに尋ねた。
「まあな」
「でも最近までお弁当じゃなかったっけ?」
「ん?…最近まで姉貴が作ってたんだけどしばらく出張で作れないんだと」
「大変ね。渚に作ってもらったら?」
「なんで?」
「毎日、弟と自分の作ってるんだから」
ちょ、ちょ…何言ってるの!?
「そのうち食べさせろよ」
「う、うん?」
「楽しみにしてる。佐久間、月影、購買行こうぜ!」
「おい、待てって」
楽しみにしてる…か…。
私が見た東道くんの背中は一番切なく見えてしまってこんな感情無くなればいいと思った。



