私は暇なので最近お気に入りの小説『あの夏に開いた花』という本をカバンから取り出して近くのベンチに座って結を待った。


私のお気に入りの小説っていうのはある病気にかかってしまった少女が元気をくれたイケメン君に恋をしてしまうというもの。実はこの小説何度も読んだことがあって最後はハッピーエンドで終わるということを私は知っている。
でも何故かそこに惹かれるものがあって
ついつい何度も読んでしまう。


私が特に気に入っている部分は主人公の女の子が好きな男の子に宛てた手紙の一部分。好きですって言葉を最後に書いており、それを見た男の子と両思いになる。さらに病気も治りハッピーエンド。


でも両思いのきっかけになったこの手紙を私は良かったねとは思えないのだ。