「よっし!じゃあ、これからどーすっか!」


「どーしようかね」


「渚はどこ行きたいっていうかなぁ〜」


「そういえば最近、新しいお菓子屋ができたんだってな。見てきたけど内装が渚が好きそうなところだったぞ」


「じゃあ、そこに行きましょうか」


「賛成〜」



みんなが渚に手を振ってお墓から出て行こうとしている。


「俺も行くか…」



俺も立ち上がった。



「あ、これ忘れてた」


俺は胸元のポケットから青色の小さなケースを取り出した。



「ほんとはもっと早く渡すはずだったんだけどな」



俺は銀色の本物の…リングを箱を開けて見せた。



「これしばらく置いておくからな」



渚の薬指にはめてやりたかったな。



「渚。また来るよ。愛してる」