想いを残した距離に

10時…思い出の詰まった学校の前。
今日はこのあたりの学校が全部休み。

だから学校にはほとんど誰もいない。



「やほー!幸!久しぶり!」


結は1年経っただけで随分と髪の毛が長くなっていた。



「久しぶり!えっと何年ぶりかな?」



大河は背が伸びてきっちりと警官らしい人になっていた。



「3年ぶりですね」


春人も大河と一緒。
違うのは雰囲気というべきなのだろうか。

春人は最近、テレビにも出ていたはずだ。



「ほんとだな。みんな成長したってか?」




望は髪をばっさり切ってショートになっていた。いつの間にか春人と一緒で眼鏡をかけている。




「みんな、久しぶり」


渚も今ここに来てくれてるよな?



「外見は変わってるのにみんなは相変わらずだよね〜」


「ほんとだな。まあ、それはあとにしてさ渚の墓参り行こうか」



「そうだな〜」



俺達は山の近くにある渚の墓に向かった。