「冗談言うなよ…須藤は?モテそうじゃん」


「それは…ないかな?」


未だに告白も付き合ったこともないし…


私は笑いながらそう言った。


そんなことを話しているうちにクラスメイトとのお喋りでいっぱいな教室に着いた。


「さんきゅ。その机に置いといてくれ」


「うん。これ全部見るの?」


「まあ、俺のために書いたてくれたんだからな」


私は東道くんが言った机に手紙を全部置いた。東道くんのと合わせるとどう考えても100通ぐらいある。


「優しいんだね」


「ばーか。優しいわけないだろ」


東道くんは照れながら私の髪の毛をクシャッとした。


「あー髪の毛セットしたんだけど…」


なんて笑いながら東道くんに言う。


「はよー!朝から仲いいね」


私と東道くんが話していると後ろから結と望がやって来た。


「おはよう結!望!」


私もいつの間にか望と呼ぶようになっていてなんだか距離が縮まった気がして嬉しかった。