想いを残した距離に

結は顔を真っ赤にして大河は笑った。


「な、なによ…」


「俺はもうしてるんでね」


俺はそう言って首につけたリングネックレスを見せつける。


俺と渚は結婚した。
たとえそれが偽物でも、俺には十分だ。



「幸は渚一筋なんだな。すごい愛」


望は弁護士になるためにここから少し遠い大学に行くそうだ。

春人とは離れることを決めたらしい。



「ほんとですよ。全く…俺は進展ないというのに」



春人は近くの医学大学に行くそうだ。
かなりレベルが高いけど春人なら大丈夫だろう。



「んーあー!やだやだ!結寂しい〜!」



大河は警察官になるべく隣の県の大学に行って一人暮らしをするらしい。


「会いに行ってあげるんだから!もー!」



結は保育士を目指していて俺と同じ近くの大学に行くことになった。



「幸。結を絶対守れよ!変な男から!絶対だかんな!」


「はいはい」