想いを残した距離に

『上戸 望様へ


望は私の大親友でした。
結よりも一緒にいた時間は短いけれどもそれでも私の大事な親友だった。


最初は一冊の本から始まったね。
あの本の主人公も病気だった。
でも私とは違って好きな人と結ばれて
そして病気も治ったね。


私があの主人公だったらなにかが違ったのかな?


望はクールで春人には毒舌で本当に私の上を行く恋愛知らずでしたね。


でも春人と結ばれたと聞いた時は天変が起きたのかと思ったよ。


本当に両思いなんだねって心底嬉しかった。


望は私のために陰で動くことが多かったよね。全部春人から聞いたの。


幸の誕生日プレゼントを買いに行く時も望はついてきてくれたし、私がいじめられている時も声をかけてくれた。


望は私達が唯一の友達だなんて言うけどそれはこっちのほうだよ?


こんなに大事な友達、いや親友を見たことなんて出会ったことなんてなかったの。


望には本当に感謝してるんだ。


望は私の相談相手にいつもいつもなってくれたし、助けてくれた。


私が望に対して後悔があるといえばこれから先の春人との喧嘩を見れないことです。


私は見て止める役がすごく好きでした。
私はちゃんとここにいるってそんな感じがあったから。


望がいたから私の今の思い出ができました。今までありがとう。

大好きです。

今、私は望に思い出を託します』