想いを残した距離に

「ちょっと渚!?何言ってるの!?」


「ひとりにして…お願い。今は面会謝絶なの!ひとりにして!」


「「渚…」」


私が強く言い放つといつの間にか廊下は静かになっていた。


「もうやだよ…」


どうして私ばかりがこんなに辛い思いをしなきゃいけないんだろう。


京子ちゃん達にいじめられて入院した。
今度は病気で入院?


なんで私はこんなにおかしいの?
普通じゃないの?


「雪だ…」


もう…今年が終わるんだな…。
そして冬休みも終わる。


私は学校にもいけないんだな…。


「みんな…」


雪の降る夜空にみんなの顔が浮かんできた。みんなを思い出すと私はなんだか心が軽くなった。


結、望、大河、春人、海、お母さん
そして幸。


私、最後にみんなに何かしたいな。
なにがいいかな。


私はベットに戻り、あることを始めた。
想いを残すための大切なことを私はする。


「渚?面会謝絶なんですね。まあ、無理もないです。ここでいいのでお話できませんか?」


扉の向こうから春人の声が聞こえてきた。