想いを残した距離に

なんとずっぱり言い切ったなぁ…これ、春人が聞いたらどう思うんだろう…。


「でもまあ、うまくやってるよ。あんた達みたいにデートとかするタイプじゃないけど私なりに頑張ってる」


ああ、望と春人はこれでいいんだなって思った。


「ほら、大河。早く決めなさいよ」


「あーはいはい。俺はこれにするよ」


大河の選んだものは結局私が勧めた指輪だった。


「んじゃ、次は幸のプレゼント選びだな」


そ、そうだった…大河のことばっかりだったけど私って…幸くんに何を上げればいいの!?


「そうか。もうすぐ幸の誕生日か。私もついでに買おうかな」


「んじゃ、少し別行動すっか。そのほうがいいだろ?6時にここ集合ってことで」


「了解」


私達はとりあえずの解散をした。


と、解散しちゃったけど私って…何買ったらいいんだろう…。欲しいものとか聞いたことあったけど教えてくれなかったなぁ…。どうしよう…。


「…そうだ。いいこと考えた…最後だからちゃんと残るものにしよう…私だけが残せるものがいい…」


私は近くの手芸屋さんに入った。そして自分の欲しいものを買って残りの時間は本屋に寄って時間を潰していた。


「もうこんな時間か…解散だな」


「うん!ふたりともまたクリスマスにね!」


「「ああ」」