想いを残した距離に

次の日。
泣き疲れて爆睡。
時計は9時過ぎを指している。


今日が日曜日でよかった…


そう思いながらギスギス痛む頭を抱えてベットから起き上がった。


昨日は何があったんだっけ?


いろんなことがありすぎて自分がおかしくなりそうだ。


『死ぬなら俺にしろよ!』


「海…」


まだ中学生の海にそんな言葉を言わせるようなことを言った私は本当に姉として情けない。


「ねーちゃん。俺…部活やめるよ」


扉越しから聞こえてくる海の弱々しい声。


「ねーちゃんのために家庭のこと少しでもやりてぇんだ」


海に部活をさせるためにも私は部活をやらなかった。


「やめるのは私の病気のせい?」


「俺が決めたこと。ねーちゃんの病気のせいじゃない」


「…私は海の部活をする姿すごく好きだよ…やめるなんて言わないでよ…」


「ご、ごめん…」


海にこんなこと考えさせて…情けなくて情けなくて自分が憎い…。