想いを残した距離に

もう、私の未来には闇しかない…。


病院を出て家に帰ると私はすぐに海に抱きついた。


「ねーちゃん?何かあったの!?」


「海…ごめん。ごめんね…本当にごめん」


私はさっき病院で言われたことを全て海に伝えた。


「ねーちゃんが死ぬ?だ、誰だよ…そんな冗談言うの…なぁ?なわけないよな…」


まだ中学生の海には重荷過ぎる…
でもいつかはバレてしまうのなら私からちゃんと言いたかった。


だって言わなきゃ海に怒られるから。


「冗談に見える?」


「なんで…なんでねーちゃんなんだよ!おかしいだろ!?ねーちゃんなんかしたのかよ!死ぬなら俺にしろよ!なんの役にも立ってないんだから…!」


私は怒り狂う海に抱きつくしかなかった。


「そんなこと言わないで…お母さんが悲しんじゃうよ…役に立たないから死ぬっていう考えは絶対しちゃ駄目…!」


「母さん…母さんはなにやってんだよ!」


海はそう叫ぶと私を退けて自分の部屋に走っていった。


「海?なにしてるの…?」