想いを残した距離に

なんて馬鹿なこと言えるわけないよ…
ただでさえ…いろんな迷惑掛けてるのに
これ以上迷惑は…でもなんで…こんな感情になっちゃうの?誰か…教えてよ…


「幸くん。来てくれただけで嬉しいよ。私はいいからみんなと一緒にいて?ね?」


“やだ…行かないで…私の近くにいて…”
もうやめて…お願い…幸くんの時間を奪っちゃ駄目お願いだからもう何も考えないで…!


「だってぇ〜行こっ!幸くん!」


「そうそう〜すぐ風邪引く彼女とか大変だねぇ…」


「俺は渚といたいんだよ!ったく…まじでなんなんだよ…お前ら渚傷つけんなよ!」


「一緒に来てくれないと〜傷つけちゃう〜」


幸くんは私を見つめた。


「渚傷つけたら許さねぇよ…明日の夜7時出かけるから待ってろよ。絶対だ!」


幸くんはそう言うと凄くムカついた顔をして女子を連れて私の家から遠ざかって行った。


私はそんな様子を見て少しホッとした。