想いを残した距離に

『渚、大丈夫か?』


放射線治療を受けてすぐ、頭が朦朧としながらも大好きな幸くんからメールを貰った。


大河…言っちゃ駄目じゃん…


大河だけには病気のことはバレてはいけない。ううん、他の人にも絶対に。


『大丈夫だよ』


『バーカ。絶対大丈夫じゃねぇだろ。学校終わったら絶対家行くから待ってろよ』


幸くん…


『ごめんね、ありがとう』


素早くキーボードでその文字を打って送信した。


すっごく嬉しい…ほんとのちょっと会えないだけでも嫌になるなんて…幸くん中毒かも…

こんなことを考える私は阿呆らしい。