想いを残した距離に

ああ…なんでこんなことになるんだよ…


「返事はすぐじゃなくてもいいですから…な、泣かないでください…」


「は?泣いてなんか…」


あれ?なんでだろ…目から涙が止まらない…なんで…こんな感情になるの?
どうして…嬉しくなってるの?


「馬鹿変態阿呆眼鏡!」


「突然ですか!?」


月影に気付かされた気がする。
いつも近くにいていつも話していて
遠慮なんてしなくていい。話してたって何も言われない。いつの間にか私の中で月影は大きな存在になっていた…だから…


私は月影のこと…好きなんだ…


「そうか…月影は私のこと…好きなのか…」


「もうフラレたみたいなので言わないでくださいよ…」


私はふふと笑うと月影のネクタイを引いて
小さなキスをした。


「な、な、な、な、なんですか!?」


「気づかないのか?頭がいいくせにそういうところは鈍いんだな」