想いを残した距離に

3日後。渚が目を覚ました。
私は学校なんて無視。朝、すぐに家から病院へ駆けつけた。


私の予想通り渚は宮ノ下達を心配した。
そして私は友達のために初めて涙を流した。


「上戸…大丈夫ですか?」


月影と病室を出たあと私達は病院の中の椅子に座っていた。


「もう平気」


月影に泣き顔見られるとか最悪だ。


「上戸のそんな顔見たくないです」


「だから見んなって言ったろ。なんでそんなに私に構うんだよ!私は平気だと言っただろ!」


こんなのただの八つ当たり。月影は何も悪くない。悪いのは自分のせいだと思っ
ている私達だ。


「はは、それとも私が泣いてるのを見てラッキーだとでも思ってんの?まあ、よかったな。ライバルの私が泣いてたりして…少し弱みとか握れたじゃないか」


「そんなこと思ってません。それに僕は上戸をライバルだとは思ってません」


そんなの知ってる…でも勝手に口が動くんだ…。誰か止めてくれよ…


「だったらどう思ってんだよ…ライバルじゃなきゃ何なんだよ!なんで張り合うんだよ!意味ないだろ!」